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イチジクの樹液(乳液)でかぶれる?作業時の注意点と対処法

Actualizat: 2026-08-01

イチジクの枝や葉を切ると、切り口から白い乳液状の樹液がにじみ出ます。栽培管理では避けて通れない存在ですが、この樹液が肌に触れるとかぶれを起こすことがあり、特に日差しの強い時期は注意が必要です。この記事では、かぶれが起こる仕組みと、剪定・収穫作業での予防策、ついてしまったときの対処法をまとめます。

イチジクの葉
© AnRo0002, CC0

なぜイチジクの樹液でかぶれるのか

イチジクの樹液には、フロクマリン(ソラレン類)と呼ばれる光毒性のある成分が含まれています。この成分自体は皮膚への刺激は軽い程度ですが、紫外線に当たると反応が強まり、赤み・かゆみ・水ぶくれなどの炎症を起こすことがあります。これは「植物性光線皮膚炎」と呼ばれる症状で、イチジクだけでなくセリ科やミカン科の一部の植物でも知られています。

症状が出やすい場面

  • 剪定や誘引で樹液が腕や手首につき、そのまま屋外作業を続けた
  • 熟した実をもぎ取った際に果柄からにじんだ樹液が肌に付着した
  • 葉や枝を素手で扱い、汗で樹液が広がった状態で日光に当たった

症状は接触直後ではなく、数時間後から翌日にかけて赤み・かゆみとして現れることが多く、「触った直後は何ともなかったのに」と気づきにくいのが特徴です。跡が数週間から数ヶ月残ることもあるため、軽く見ずに予防を心がけましょう。

作業前にできる予防策

  • 長袖・長ズボンに加え、薄手のゴム手袋や園芸用手袋を着用し、素肌に樹液を触れさせない
  • 剪定・収穫はできるだけ気温が上がる前の午前中の早い時間に行う
  • 樹液が多く出やすい太い枝の剪定後は、切り口を素手で触らないようにする
  • 作業後は日光に当たる前に、肌についた樹液を早めに洗い流す

樹液が肌についてしまったときの対処

樹液が肌に触れたことに気づいたら、できるだけ早く石けんと流水でしっかり洗い流します。洗浄後もしばらくは直射日光を避け、日焼け止めや長袖で紫外線から守ると症状を抑えやすくなります。すでに赤みやかゆみ、水ぶくれが出ている場合は、自己判断で市販薬を長期間使い続けず、症状が強い・範囲が広い・水ぶくれを伴うときは皮膚科を受診してください。

子どもと一緒の作業、ペットへの注意

子どもと収穫を楽しむ家庭も多いイチジクですが、素手で実や枝に触れる機会が増えるぶん注意が必要です。収穫後は手洗いを習慣にし、しばらく直射日光の下で長時間遊ばせないようにすると安心です。犬や猫が葉や茎をかじると口や皮膚に炎症を起こすことがあるため、鉢植えの置き場所にも配慮しましょう。

イチジクの樹液によるかぶれは、フロクマリンと紫外線が組み合わさって起こる植物性光線皮膚炎です。長袖・手袋での作業と、樹液がついた後の早めの洗浄という基本を守れば、多くの場合は防げます。育てている株の性質が気になる方は品種図鑑を、栽培中に気になる症状やトラブルが出たときは掲示板で相談してみるのもおすすめです。

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